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〜タケダワイナリーのホットな裏話を毎回楽しくお伝えします〜 |
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菅井由美子さんはタケダワイナリーの葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでいろんな仕事を経験した山形市在住の主婦です。子育てをしながらワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えします。 |
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Vol.16【2006年春号】 のMENUは・・・ | |||||||||
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やっとこさ雪が溶け出しました | |||||||||
轍にハンドルをとられる車の運転にうんざりしながら、春を待っていた私です。 今年の様な大雪は、支柱を倒したり、枝を折ったりと畑にとってはあまり有難いものではありません。ぶどう棚修繕の手間を考えると、1日でも早く畑仕事に掛かりたいところです。 今回はタケダワイナリーの“春”についてお話しましょう。 しのび寄る冬と違い、あっけなく来る春。日差しだけでなく、気温だけでもない。敢えていうなら空気が「春だ」と思える日があるのです。まだ雪の山が残って朝夕の冷えが厳しかったとしても、そのとき、春の匂いがするんですね。雪の下の土が見えるようになると、そこには既に小さい緑が。花咲き鳥歌う本当の春はまだ先だと知っていても、うれしくて心がほっこりします。 まあ、大抵はその後何度か吹雪いたりするのですが。 雪が少なくなってきたら、棚直しからスタート。秋の剪定で切落した枝を拾い集め、片付いた畑から“誘引”。誘引というのは、樹の枝を支えの針金に留めて「こっちに伸びるんだよ。」と導く作業です。その頃になると、地面の雪もほとんど消え、天気の良い日は、武田家の蔵下に住む丸々と太った“お蔵ネコ”の姿を見かけるようになります。 普段、アスファルトの上で暮らしていると気付かない春の息吹。ここタケダワイナリーに来ると実感できます。辺り一面から湯気となって立上るのが見える(気がします。)土が「ワヤワヤ」と言っているのが聞こえる(気がする)んですよ。いや、本当に。 会社事務所前の坂を上ると広場みたいな高台があります。秋に収穫祭が行われる所です。左手奥に竹薮があって、さらに奥に古いお堂が見えます。地元の人達が大切にしている十一面観音が祭られているそうです。そこから高台下の畑に向う道があります。祠と参道はタケダの所有ではありませんが、4月末、桜のトンネルになるんです。桜の古木って特別な感じがしませんか?ひとり眺めていると畏怖の念さえ抱きます。例年、タケダ・スタッフは“お花見弁当びらき”をして楽しんでいるようです。花粉症の人まで参加する、見事な咲きっぷり。 タケダの近辺は花の見所が他にもあります。 元・上山競馬場南沿いの道。両側からアーチ状に枝が張出し、散りはじめると淡紅の長い絨毯が出来上がります。もう1つは斎藤茂吉記念館のある「みゆき公園」。偉大な歌人はこの近くで生まれたのです。余談ですが。典子氏と私の通っていた高校の校歌は、茂吉先生作詞でした。入学後、“良妻賢母”訓示から始まる学校らしく、清らかで心豊かであれと歌われていました。・・・・・何だか、申し訳ない気になります。 今年は、山形の桜は遅れ気味の情報もあります。春の連休あたり、こちらにおいでになりませんか?お待ちしています。 |
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