〜タケダワイナリーのホットな裏話を毎回楽しくお伝えします〜
菅井由美子さんはタケダワイナリーの葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでいろんな仕事を経験した山形市在住の主婦です。子育てをしながらワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えします。
Vol.16【2006年春号】 のMENUは・・・
■ 菅井由美子のワイナリーひとり探検隊
■ スタッフ紹介−井上和子(いのうえかずこ) 氏−
■ 春うきうきのワインたち。

春うきうきのワインたち。
もうすぐ母の日。感謝の気持ちを込めていかがですか。
Domaine TAKEDA Riesling 2005 Vendange Tardive

ドメイヌ・タケダ リースリング2005 ヴァンダンジュ・タルディヴ
クリオエクストラクシオン
今回はじめての試みとして、遅摘みリースリングをさらに人工凍結し、ワインに仕上げました。遅摘みによる奥行きのある味わいに加え、凍結による香りたかい濃縮感が加わり、グレードアップしたリースリングに仕上がりました。ワインメーカーが長年試行錯誤し、満を持しての発表です。限定1,000本です。
タケダワイナリーでは15ヘクタールの自家農園を所有、葡萄造り、ワイン造りを行っているのは、皆さんご存知でしょうが、意外に知られていないのが、リースリングです。高級白ワインとして使用される欧州葡萄品種で、当社では20年来栽培を続けています。このリースリングを、まず限界まで収穫を遅らせます。これがヴァンダンジュ・タルディヴ(フランス語で、遅い収穫つまり遅摘み)です。すると、果実の糖度はかなり上がります。今回は更にそれを人工凍結(仏語でクリオエクストラクシオン)し、濃縮させた果汁をワインに仕上げました。自然の葡萄の甘味に加え、リースリングの上品な香りが立ち上ってきます。
菅井から一言・・・たっぷりと豊かな味と香り。
甘口ワインにありがちな、ペタペタした感じは全くありません。贅沢な味わいです。オシャレな瓶もうれしい。いつもガンバっている奥様に、ゆったりとした時間とこのワインをプレゼントっていうのはいかがでしょう?世の御主人方。

Domaine TAKEDA Riesling 2005 Vendange Tardive
ドメイヌ・タケダ リースリング2005 ヴァンダンジュ・タルディヴ クリオエクストラクシオン
《白・極甘口》375ml
希望小売価格\2,636(税込)

この「サン・スフル」は山形県天童市の花輪和雄さんのマスカット・ベリーA種を使用、醸造しました。
「サン・スフル」とは仏語で「亜硫酸なし」という意味だそうです。
近頃は、スーパー等で生産者が明記してある野菜が並んでいます。「そうか、佐藤さんが作ったのか。」知らない人なのに安心して買えるというものです。花輪さんは、長年タケダに協力下さっている栽培家ですが、今回、特に濃縮感のある葡萄を作ってもらいました。葡萄本来の力強く太い味が、フワッと口の中に広がります。おいしい水を飲んでいるような柔らかな感触。体液と浸透圧が一緒か!?と思う程、全く抵抗なくスーと入っていきます。果実がお酒になるのは、子供が大人になるぐらい自然な事なのか。のびやかに素直な育ちです。
「蔵王スターワイン(赤)が、ベリーA種100%なんですよ、その上の格のワインを造りたかったんです。」(社長談)口にも体にも美味しくて、ある意味キケンですよ。体内アルコール探知器が作動せず、ノーチェックで入ってきますから。一人で飲んでて「アラ?もうないの?」てな事に−。
“無添加ワイン”という別枠の飲み物ではなく、ワインの中の一選択肢ですね。
開栓後は酸化しやすいですから、1〜2日中に召し上がって頂くのが良いと思います。又、保存の際は、高温になる場所は避け、日光が当たらないようにご注意下さい。

タケダワイナリー山形県産マスカット・ベリーA種100%2005
サン・スフル《赤・辛口》720ml
希望小売価格\1,460(税込)

蔵王スター「ヴィンテージ・ワイン」、2004年産白・赤、両方揃いました。
大変長らくお待たせしました。やっと、発売です。
すっきり軽やかなワインを目指して造りました。大変ご好評頂いているヴィンテージですが、今年はまた、格段のステップを1つ上がった感じです。「旨口美酒」なめらかな口当たりの辛口ワインです。
クセの強いワインではありませんが、美味しさがなが〜く後を引きます。ワインだけを頂いても、食事に合わせても、どちらもイケる大人のスマートなお酒です。就職祝いに贈ったら、「さすが」とカブが上がることうけあいです。
このワインは自家農園収穫シャルドネとマスカット・ベリーA種を使っています。
ワイン・メーカー典子氏が腕のふるい処として楽しみにしているこのワインは、自家農園収穫3種の葡萄(マスカット・ベリーA種/カベルネ・ソービニョン/メルロ)を使い、その年の一番良いところを引き出すべく吟味、ブレンドしています。
'04は、とってもバランスの良い仕上がり。食事に、特に和食に合います。
タンニン酸がしっかりしていながら、トゲトゲした感じはなく、“御馳走”過ぎない旨さは、正に通好み上質テーブルワイン。柔らかい樽の香りが升酒を思わせます。升で飲む日本酒は香りの他に、口当たりが柔らかくなる気がして良ろしい。
その“良ろしさ”が一緒なんですね。美味しい物を食べたくなる点も共通しています。
本格派辛口赤ワインであり、しかし重たくないのも大人気の理由のひとつかな?

蔵王スター「ヴィンテージ・ワイン」
《白・辛口》720ml 《赤・辛口》720ml 希望小売価格 各 ¥1,596(税込)

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