|
|||||||||
〜タケダワイナリーのホットな裏話を毎回楽しくお伝えします〜 |
|||||||||
菅井由美子さんはタケダワイナリーの葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでいろんな仕事を経験した山形市在住の主婦です。子育てをしながらワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えします。 |
|||||||||
Vol.11【2004年冬号】 のMENUは・・・ | |||||||||
|
|||||||||
|
|||||||||
今年も残す所少なくなりました。「昨年より短い。」発言を毎年やってしまい、子に呆れられてます。 | |||||||||
今回はじっくりと、個人的なオススメをさせて頂こうと思います。 タケダワイナリーには美味しいワインは数あれど、一主婦の私は五千円・一万円のワインは、何か口実がなければ買えません。お正月や家族の誕生日(自分は除く)、結婚の御祝いに等。しかし、「サイフの風通しが良くなってるけど、それでも今日は美味しいワインが飲みたいじゃないか。めずらしく山形牛(広告の品)を手に入れたんだもの。」という時、私は蔵王スター赤・辛口、720ml税込\1,060を買い物カゴに入れます。蔵王のお釜(火口)のラベルでお馴染みの瓶は、実は、「これが千円!?」というソムリエもビックリの中身です。皆さん知ってました?近頃、さらに美味しくなってるんですよ。 ワインメーカー典子氏に伺います。葡萄の種類を変えましたか?「いえ、品種は同じですよ。ただ質がググッと上がっています。」 蔵王スターの一升瓶や720mlは、自家農園100%原料のワインではありません。上山市、天童市の栽培農家が作った葡萄を使用しています。ワインに適した果実になる様に、大変な手間を掛けて頂いています。典子氏曰く「農家にとってはイヤだろうなあと思う事も色々お願いしているんです。例えば”摘房”(てきほう)。実のつきはじめに、房を間引いて、より充実した葡萄にする為の作業ですが、一定面積からの収量が減ってしまいます。 農家の方にとっては、売る品物が減るので収入減を意味します。」でも、その辺は特に厳しくしてもらってる。「本当にね、味が全然違ってくるんですよ。お陰で葡萄が格別になりました。」 仕込みの際にも、手間は惜しみません。空気に触れる時間を少なくする為、可能な限り短時間で行う”しぼり”。機器の隅々までの清掃は、休憩時間が入る度、徹底的に行っています。実際、仕込み時の集中力と、そのペースの速さは私も身をもって体験しました。「小さい事の積み重ねが、味になる。だから絶対に手は抜きません。」いつにも増してキリリと語る典子氏には、余程の決意がうかがえます。「”蔵王スター”はウチの原点です。”キュベ・ヨシコ”・”シャトー・タケダ”等、評価を頂いているワインは、これがあってこそ造る事が出来たのです。高額な物は良いのが当たりまえ。ですが、日常飲むワインが美味しくなければ、話になりません。」冠(賞)はいらないと、フツーの顔で言う無欲の人柄は、昔から変わらないのね。 蛇足ながら。山形牛のスネ&モツ煮込み、※モッテ菊&えだ豆の酢物と蔵王スターの相性はバッチリ!豚。もとい馬肥ゆる秋しちゃいました。あはは。ああ(ため息)。 ※山形特産の淡い紫色の食用菊 |
|||||||||
|
▲ このページのトップへ戻る |
2002年6月号へ | 2002年8月号へ | 2002年11月号へ | 2003年3月号へ | 2003年夏号へ | 2003年秋号へ | 2003年冬号へ |
2004年春号へ | 2004年夏号へ | 2004年秋号へ | 2004年冬号へ | 2005年春号へ | 2005年夏号へ | 2005年秋号へ | 2005年冬号へ |
2006年春号へ | 2006年夏号へ | 2006年秋号へ | 2006年冬号へ | 2007年春号へ | 2007年夏号へ | 2007年秋号へ | 2007年冬号へ |
2008年春号へ | 2008年夏号へ | 2008年秋号へ | 2008年冬号へ | 2009年春号へ | 2009年夏号へ | 2009年秋号へ | 2009年冬号へ |
2010年春号へ | 2010年夏号へ | 2010年秋号へ | 2010年冬号へ | 号外2011年春号へ | 2011年夏号へ | 2011年秋号へ | 2011年冬号へ |
2012年春号へ | 2012年夏号へ | 2012年秋号へ | 2012年冬号へ |
HOME | WINE LIST | HISTORY | FROM TAKEDA WINERY | VISITIN | LINK |
Copyright(C) 2001 TAKDA-WINERY All Right Reserved. |