〜タケダワイナリーのホットな裏話を毎回楽しくお伝えします〜 |
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菅井由美子さんはタケダワイナリーの葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでいろんな仕事を経験した山形市在住の主婦です。子育てをしながらワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えします。 |
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Vol.27【2008年冬号】 のMENUは・・・ | ||||||
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中野くん的のーみん生活 〜其の壱〜 |
怒涛の秋(収穫・仕込みetc・・・)が終わり、放心の冬がやって参りました。
で。今回は中野、液状化したままお送りします。 赤ワインの仕込みは大変です。白より工程が多い上、重労働てんこ盛りっす(汗)。ここで問題。ヌーヴォー(新酒)はなぜ造るのでしょう?【答え】→(建前)天の恵みに感謝し、喜びを分かち合う(本音)・・・以下の事から導き出してネ。 さて、ヌーヴォーといえばご存知、ボージョレ―ですね。1985年頃から日本では空前のブームになりました。でも、ヌーヴォーが流行る前のボージョレ―って?もちろん普通のワインを造ってたけど、軽い・早飲みってレッテルを貼られて、皆苦しい経営を余儀なくされてました。(ほんとはどっしりしていて、長熟のものもあるんですけど。)これを逆手に取った起死回生の一発がヌーヴォーなんですね。その開発には、並々ならぬ努力と苦労があったに違いありません。まさに今、飲んで美味しいワイン、が売りです。ワイン造りって究極の先行投資なんですよ。葡萄育てて、収穫して、ワイン醸して・・・ここまで一切収入無し。ここから更に樽熟・ビン熟・・・市場にでるまで長い長い。そんな中でヌーヴォー(新酒)は、早く流通に乗る優等生です。 実は一年落ちも意外とうまい。特に優良生産者は、一般に新酒に使われる醸造法(詳しくはいずれ・・・)でなく、通常の赤ワインの醸造で造るから、熟成したほうがよりうまい。ちなみに、タケダワイナリーの特別限定醸造ワイン赤も普通の仕込み方で、一・ニ年後も美味ですよ♪最後に、新酒飲みの作法を。料理の相性とか言うのは野暮です。ワインメーカーの情熱の結晶を、みんなでワイワイ飲みましょうよ。 |
*中野くん的のーみん生活とは・・・ タケダワイナリーで農民生活しているソムリエ中野が、日々のぶどう・ワイン造りやちょい飲み生活を通して得た情報をお伝えし、お役立てば、と願うヨモヤマゆるめ企画です。 中野和臣:横浜生まれ、首都圏でソムリエを経て、2005年よりタケダワイナリー栽培・醸造スタッフ |
先日購入したシャトー・タケダのコルクにカビが付いていました。 品質管理は大丈夫ですか。 山形県 K様 |
お客様に不快な印象を与えましたことお詫び申し上げます。 このカビは、1年以上の長期熟成型ワインにはしばしば見受けられるもので、ごく一般的なことと言えるかと思います。その原因はワインの保存条件にあります。 ワインは、湿度70〜80%気温摂氏15℃前後の冷暗所で保存するのが良いとされています。これには乾燥すると密閉性の弱くなるコルク栓をまもる目的もあります。しかしこの湿度のため、外側にカビがはえやすいのです。適正な状態でワインを保存していた証とご理解下さい。瓶中のワインには影響ありませんので安心してお召し上がり下さい。 |
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お客様の声をお聞かせ下さい。 お叱り・感想、なんでも結構です。掲載させて頂いた方には、蔵王スターワインのハーフボトル(360ml)いずれか1本を進呈させて頂きます。見学にお出での際には、ショップに設置した”お客様の声“箱もご利用いただけます。 |
これが噂のマイペースくん |
サン・スフルの半自動瓶詰め機。日本製は丁度いいのが無くフランス製を取り寄せた。今年の仕込みまでに納入が間に合うのか!?と気をもみ、ギリギリセーフでやって来た機械がとんだ"マイペース"君だった。生詰めサン・スフルは、仕込みはじめたら目が離せない。毎日何度も発酵タンクを覗き、ココだ!というタイミングで全量一気に瓶詰めする。と言うときにだ。ヒトが瓶を据える→瓶が定位置に上がる→機械が王冠をのせる、ヒト「あれっつ!王冠が下りてこない?」→機械は止まる。この機械、空気圧で動く仕組みなのですが、日本製では考えられないくらい空気を食うらしい。グルメの国仏製だから?何本かに一本、こんな大変な事になりながら、朝から夜10時過ぎまで4人で頑張りました。「社長。今年は楽勝のはずじゃなかったんですか。」「・・・・・・。」途中100%手動も復活させ、やはり泣きながらの作業だったようです。 |
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