・・・6回連載で「タケダワイナリーの歴史」をご紹介しています・・・
VOL.1 沖の原からの移住 開墾 作付 2002.4.1 公開
VOL.2 醸造試験場、シャトーマルゴーとの出会い 2002.4..15予定
VOL.3 タケダワイナリー、シャトータケダの誕生 2002.4.30 予定
VOL.4 《キュベ・ヨシコ》 2002.5.7 予定
VOL.5 若い世代、継承と改革 2002.5.21 予定
VOL.6 歴史の礎 2002.6.3 予定



HISTORY VOL.1

「沖の原からの移住 開墾 作付」
大正〜昭和初期
 蔵王連邦のふもと、山形県かみのやま温泉からほど遠くない、東南斜面に約15ヘクタールにおよぶ自家農園をもつ、タケダワイナリーの歴史は大正時代にさかのぼります。
タケダワイナリーのオーナー武田家の祖先は、もともと山形市沖の原の大地主でした。そこから家系は枝分かれしてゆき、現在の社長は四代目にあたります。
そのファミリーの三代目で現社長の父にあたる重三郎は、これからの商品作物として葡萄にいち早く着目し、その栽培に適した土地を探し求めたのでした。ようやく、この上山に東南向きの日当たりの良い土地を見出し、葡萄を5ヘクタール植えつけます。
そして、1920年(大正9年)、当時としては、画期的なワイン(ブドー酒)を作り始めるのです。そのワイン工場こそが、タケダワイナリーの前身となる「武田食品工場」なのです。
武田食品工場のワインは「金星ブドー酒」と名乗っていましたが、まだまだワインの需要の小さい時代のこと、そればかりを生業とはできず、青果物商も兼業しておりました。そのころ、現社長である重信が生まれるのです。多くの果物が目の前で流通され、また自分の土地では毎年しっかりした葡萄が実り、それを「ブドー酒」にする・・・、そのような環境で重信は育ってゆきます。
VOL.2へ続く・・・【4月15日掲載予定】
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