豊穣の季節、10月頃にぶどうの収穫が行われます。一つひとつ手作業で実を傷つけないように丁寧に摘んでいきます。
すべてのワインに使われるぶどうは、人の手と目で未熟果や病気のついた房がないか選果していきます。
地下の醸造場で厳しい温度管理の下、醸し(かもし)を行います。
ぶどうを圧搾機にかけて、果汁を絞り出すことを圧搾(プレスラン)と呼びます。
容器の下部より、自然と流れ出た液を抜き出すことを液抜き(フリーラン)と呼びます。
ぶどうの果実の天然酵母の作用によりアルコール発酵が始まります。
高級銘柄は樽で熟成されます。どのような樽を使うかは、その年のワインの力強さや出来具合によって選んでいきます。
樽の底に沈んでいる、ワイン成分の一部「澱(おり)」をとりのぞくため、上澄みを別の樽に移します。
その年のぶどうの品質や醸造によってできたワインを銘柄に合わせて、ブレンドしていきます。