Winery通信 AUTUMN Vol.89
株式会社ワイン王国 定価1,870円(税込)
特集「長野、山形、北海道空知、新潟 日本の"ワインバレー"探求」。本文を引用すると日本のワインバレーとは"市町村など行政区域を越えて地理的特徴やワインに大まかな共通点を持つワイン産地の総称"だそう。バレー=谷なんですね。"山形バレー"はまだ聞かぬが十分値するとのこと。特に今回山形で注目されたのはマスカット・ベーリーA。ドメイヌ・タケダ 古木が「日本のワインの中でもトップクラス」とお褒めいただきました。
産業経済新聞
日本ワイナリーアワード5つ星受賞に関連した記事です。「味わい究める女性醸造家」として、社長岸平典子氏が取材を受けました。
株式会社ハリズリー
株式会社土屋鞄製造所のグループ会社ハリズリーのwebメディア。「つくる つなげる はぐくむ」の3つを柱とした記事で構成されています。「つくる2024.7.31と8.2」の記事は"タケダワイナリーのものづくり"。社長岸平典子氏についてボリュームのある記事になっています。ダイバーシティをテーマにした、今まであまり見なかった視点の記事です。
株式会社Henry Monitor
HenryMonitor社は小松精機工作所の磁界式センサの市場展開を行う会社として設立。土壌分析を通じワイナリーと関わる中で、日本ワイナリーを応援する専門webメディアを立上げた、とのこと。2024.1.15の記事は「タケダワイナリー 山形の個性と造り手の思いを映す、滋味あふれるワイン」。丁寧な取材と簡潔な言葉選び。ゆっくりしたテンポで読むことが出来ます。
Winery通信 SUMMER Vol.88
交通新聞社 定価880円(税込)
特集1『なつかしの鉄道旅』特集2『いまこそどっぷりハマろう台湾の沼』とつづき、昭和レトロな電車の写真や、鮮やかで美味しそうな台湾フードの記事を進んでいくと、連載『広いぞニッポン!今月のお宝まち』が上山市の特集です。テーマは≪かみのやま温泉でテロワール旅≫。テロワールといえば上山、上山といえばテロワールですよ。市内のワイナリー、温泉旅館、文具店、カフェをピックアップ。近頃、上山にはコーヒー&カレーのお店や、菓子店がオープンしています。個性豊かなお店は、個性豊かな人柄あってのもの。テロワールをあじわう旅先は上山温泉、アリです!
株式会社プレスアート 定価1,100円(税込)
背表紙に「山形の食をテーマに本を1冊つくりました」。ありがとうございます。先ずは御礼を申しあげてから。
表紙から書き出してみます。"そばライターが選ぶ山形そば十選"、"美酒県を支える酒蔵&ワイナリー"、"編集部が選んだ山形の名店"、"ご当地ラーメン日本一酒田のラーメン"。タイトルだけでも悶絶でしょう。山形にずっと居ると気づけない食の豊かさを仙台闊歩が本気で教えてくれました。インタビューは①吉村美栄子知事②奥田政行シェフ(アル・ケッチァーノ)③小関敏彦先生(山形県酒造組合特別顧問・山大客員教授)④岸平典子社長(タケダワイナリー)の方方。読み応えあります。
この本を読んだら何度も山形に通いたくなりますよ。
宮城県の雑誌。「今、飲むべき東北のワイン、教えます。」ですよ。「東北ワインの造り手に会う」ですよ。
東北六県の新旧ワイナリーを紹介、いや造り手を紹介しています。各々の葡萄やワインへの思いと、美しい写真がたっぷり載っています。タケダワイナリーは全4ページ。読み応えのある1冊です。
Winery通信 SPRING Vol.83
出色ワインのつくり手たち
鳥海美奈子・著 さくら舎 1,980円(税込)
「サライ」WEBサイト連載[日本ワイン生産者の肖像]を基にしたノンフィクション。
2022年現在、日本には400軒を超えるワイナリーがあるそうです。その中から筆者が思うトップワイナリー12社の醸造家を取材。タケダワイナリー社長岸平典子氏もそのひとり。生産者の人生に注目した日本ワインの本です。本書"はじめに"より抜粋『ここに登場する人たちのワインは、信頼に値するといっていい。―中略―日本ワインの生産者とは、世界の東の果てのワイン新興国で、その高みに挑もうとしている人たちにほかならない。」
お酒は物語を飲むといわれます。知ることで何時にも増して味わい深いワインとなるでしょう。
"ルネッサーンス"乾杯でお馴染みのお笑いコンビ髭男爵のひぐち君さん(ややこしいので以降ひぐち君)は、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの資格を持ち、2020年には日本ソムリエ協会名誉ソムリエに就任なさっています。そのひぐち君が、ワイン関係の人たちと対談し本にしました。
対談相手のワイン醸造、ワインイベント主催の方たちはユニークな経歴の方が多い。その中に、タケダワイナリー岸平和寛専務がお呼ばれしています。ちょっと珍しいでしょ?一見クールなホントは熱き心意気の人柄が、よく表れている対談だなあと思いました。
ひぐち君は話を引き出すのがとても上手。ワインのプロがプロに向けた本と異なる、とても読みやすい本です。
Winery通信 WINTER Vol.82
美術出版社 定価1,800円(税別)
特集『日本ワイン 豊かなる大地の恵み、食の宝庫 山形』デデン!
タイトルからしてすごいでしょ?表紙はタケダの『ドメイヌ・タケダ ベリーA古木』とイエローマジックワイナリー『ヒップホップオレンヂ』の2本です。
今、山形のワイナリーってこんなにあるんですね。地元民でも驚きました。新しめのワイナリーを中心に、12社をピックアップ。醸造者インタビューを含め詳しく紹介。タケダワイナリーも入っています。
写真も美しく、思わず"行ってみたい"という感情が芽生えました(いや地元だけど)。人もワインも個性豊かな山形です。
Winery通信 AUTUMN Vol.81
株式会社リアルワインガイド 1,885円(税込)
表紙は『日本ワインの新しい流通をつくりました』です。オヤカタイゾ?巻頭特集「日本ワインの流通システム」にタケダワイナリー社長・岸平典子氏が寄稿しています。売りたい人・飲みたい人がいるのにうまく機能しているとは言い難い流通の現状。蔵出し後の品質管理の問題。これらを解決する方法を探るべく、リアルワインガイドが行動を起こした由。そうかあ、そうだなあと読みました。
思いのこもった一冊です。
㈱文藝春秋 価格1,500円(税込)
「日本のワインとご馳走に心躍る テロワールを訪ねて」。一冊丸ごとゴージャス。衣服のページもワイナリーのカーブで撮影しています。
日本各地の土地の味とワイナリーをピックアップ。国内にも滞在型のワイナリーは結構あると知りました。ワインは文化として定着しているのですね。山形編に、老舗ワイナリーとしてタケダワイナリーが載っています。
㈱プレジデント社 価格900円(税込)
「夏のつまみと酒」がテーマの一冊。"夏酒大試飲会"のその1は国産シードル13選。はじめの一杯にぴったりなスイスイ系として、〈サン・スフル シードル 2017年〉が選ばれました。他に、飲食店のプロ達がレシピを教える特集もあり参考になります。
Winery通信 SPRING Vol.79
株式会社 DINOS CORPORATION WEBメディア
通販のディノスが創業50周年を記念して、WEBメディアを立ち上げました。内容は、さまざまな年齢や職業を持つ50人へのインタビュー記事。【#09 100年続くワイナリーの5代目】に社長岸平典子が出演しています。文章記事とインタビュー動画の2本立て。ワイナリー周辺の美しい風景もご覧になれます。
ムツゴロウさんやお米作りに挑む小学3年生など、面白い記事です。ぜひご覧あれ。
https://everythinghasastory.jp/
Winery通信 2021 SUMMER Vol.76
紙媒体の月刊誌『料理通信』が2020年12月号を区切りとして休刊。
「"食で未来をつくる・食の未来を考える"をテーマとしたみんなでつくるプラットフォームへ生まれ変わりました」(WEB料理通信より抜粋)と、誰もが読むことができるサイトに発展。力強く美しい写真と記事が充実しています。
「PEOPLE/PRODUCER 大地からの声#29」に社長岸平典子氏が登場。内容はコロナ禍において気づいた事、心掛けている事などのインタビュー記事です。率直な話しぶりが人柄を表しています。記事の中で"photograph by NaokoYarimizu"とあるのはタケダワイナリースタッフ鑓水さん。実はプロのカメラマンでもあるのです。
WEB誌はバックナンバーが直ぐ観られて大変良いです。ぜひご覧ください。
https://r-tsushin.com/people/producer/daichikaranokoe_takedawinery.html
Winery通信 2020 AUTUMN Vol.73
株式会社リアルワインガイド 定価1,714円(税別)
新型コロナウィルスの影響を受け臨時特別号となっています。「こんな時だから、考えてみました。取り組んでみました『今、ワインを取り巻く状況と問題は、そして今後は』」の大見出しが表紙にあります。
仏国ブルゴーニュのワイン生産者、日本のワイン生産者、インポーター、ワインショップの方々の寄稿による構成です。日本ワイン生産者としてタケダワイナリー社長・岸平典子氏も名を連ねています。
どなたも真摯に、自分を取り巻く状況やワインの行く末を語っておられます。コロナに限らず、対処しなければならない問題はどこにでもあるわけで。すごい人たちだなと思いました。
他に、この誌テイスターによる在宅テイスティングレヴュー。一か所に集まることなく、各人が"今、読者にお勧めしたいワイン"を選んでレヴューを書いています。
株式会社ワイン王国 定価1,500円(税別)
特集「日本ワインのグラン・クリュ」大胆。"グラン・クリュ"とは仏国語で"特級"の意。葡萄畑を格付けして、その中でも最上級の区画を指す。〈この人の畑〉のようなざっくりしたモノではなく、〈この区画〉と決められる。畑では葡萄の収量も厳しく上限が決められ、美味しいんだからいっぱい作っちゃえとはいかないらしい。今年はいっぱい採れちゃったな等と言おうものなら、格付けが下げられてしまう。以前、典子社長にそう聞いた事がある。これが仏国のグラン・クリュ。
さて。今企画では独自の解釈により、日本ワインのグラン・クリュを決めちゃおうということで、全国から11か所を選出。タケダワイナリーのベリーA古木の畑が入りました。
「そんなに評価して頂いてありがたいですね。グラン・クリュではないけど。」とは典子社長の弁。他に"ラベルグランプリ"企画もあり楽しい一冊です。
Winery通信 2020 SUMMER Vol.72
家で過ごす時間が増えて持て余している、という方がいらっしゃるかもしれません。弊社社長・岸平典子氏のオススメ本をご紹介します。ワイン片手に読むもよし、がっぷり四つで読むもよし。
著:吉村喜彦 ハルキ文庫 定価 594円(税込)
東京は二子玉川にある「バー・リバーサイド」
のマスターとアシスタント、店を訪れる客たちの心優しい交流を描いた小説です。著者の吉村喜彦氏は、NHK-FMの『音楽遊覧飛行~食と音楽で巡る地球の旅』のナビゲーターをなさっていた方。
作中、岸平典子氏をモデルにした女性が登場します。その名も"月子さん"。著者が「あなたがモデル」と典子氏におっしゃったそうなので、間違いありません。
カウンターで出されるお酒と、それに合わせたひと皿が美味しそうなんです。短編5話収録。
「我々醸造家にとってバイブルのような本」と岸平典子社長が言い切る、ワインに関する書物の復刻版。著者はワインの造り手、技術者、指導者、研究者、著述家として多大な影響力を持った麻井宇介こと浅井昭吾氏。2018年公開の映画『ウスケボーイズ』の実在モデルですね。2002年に亡くなられた氏の著書が絶版になっていることを嘆き、再出版を望む若手醸造家たち(岸平典子氏もその一人)の声が形になり、4冊+追想集のボックスとして復刻されました。1『比較ワイン文化考』、2『ワインづくりの四季』、3『酒・戦後・青春』、4『ワインづくりの思想』の四冊に加え、『追想-麻井宇介氏 各界33氏の証言』。追想記には、岸平典子社長も寄稿しています。
このボックスは出版社在庫切れですが、セット内容の各著書については単品で入手できるようです(追想記はありません)。岸平社長イチオシ!
曰く"覆面調査で見つけた本当に旨い店が載る「元気が出る食の情報誌」"とホームページのトップにありました。ちなみに5月号は【うなぎ】【寿司】【天ぷら】の"江戸前を食べ尽くす"がテーマ。カラー写真とお店の情報満載。読んでいるこちらもお腹いっぱいになる迫力ある一冊です。
"日本ワインを楽しもう!"で、ワイナリーが2件紹介されています。東京都江東区『清澄白河フジマル醸造所』と『タケダワイナリー』。都会の真ん中にワイナリーがあるんですね。ブリュワリーがたくさんあるのは存じていましたが。美味しい日本ワインを購入できる店や、提供している飲食店も掲載。どうぞご覧ください。
Winery通信 WINTER Vol.66
著:吉村喜彦 ハルキ文庫 定価 540円(税抜)
東京は二子玉川にある「バー・リバーサイド」のマスターとアシスタント、店を訪れる客たちの心優しい交流を描いた書下ろし小説です。著者の吉村喜彦氏は、NHK-FMの人気番組『音楽遊覧飛行~食と音楽で巡る地球の旅』でナビゲーターをされていた方。番組を聴いていたころ、食べるのも、飲むのも音楽も、間口の広い自由人というのが私の印象でした。その広い見識を持って描かれる世界に、ナント、岸平典子氏をモデルにした女性が登場します。仏国で学び、父の跡を継いで山形・上山でワインを造る"月子さん"。著者が「あなたがモデル」とおっしゃっておられるそうなので、間違いありません。
カウンターで出されるお酒と、合わせたひと皿が美味しそうなんですよ。私の近くにもこんなお店が欲しい。短編5話収録。
※バー・リバーサイド3も好評発売中
Winery通信 SUMMER Vol.64
著:髙橋梯二 原田喜美枝 小林和彦 齋藤浩
イカロス出版 定価 2,300円(税抜)
日本のワインを世界に売り出さんとするお国の方針を受け、ワインを巡る規定がいろいろ定められ、表示法も変わり、施行される今年。外国人、もしくはその案内人むけに日本のワインとワイナリーのガイドブックが出ました。
なんと、ページ見開きで和英併記になっております。山梨、長野、山形、新潟、北海道と東日本のワイン造りについて、由来・品種・現況を紹介。ピックアップした何軒かのワイナリーを取材しています。タケダワイナリーではワインコンクールに参加していない事にも触れてあり、国内向けのガイドブックとは少し視点が異なる印象をうけました。
左に和文、右に英文の構成で文章が対になっていますので、英語の勉強にもなります。
和英対訳 A Comprehensive Guide to Wines and Wineries of Japan
Winery通信 winter Vol.62
プレジデント社 定価880円(税込)
やってくれました。ダンチュウ12月号のサブタイトルは『made in Japan大特集。いま輝いている日本のワイン、チーズ、ジビエ‼』 ムック本かと思いました。
ワインに関するページでは、日本ワインと外国ワインの違い、今注目の日本ワイン産地、葡萄の品種、楽しみ方、日本ワインのスタンダード40本―とあらゆる角度からアプローチ。dancyuらしい欲張りさ。中でも私が注目したのは「日本人のためのワイン・アロマホイール」。ワインの香りから合う料理を探るというもの。タケダは日本ワインのベーシック10本にサン・スフル白、など複数登場です。チーズもジビエも一冊丸ごと楽しい。一家にひとつ、保存版ですな。
株式会社ヴィノテーク 定価1,188円(税込)
レストランやバル等のプロフェッショナル向けの雑誌。ソムリエの第一人者・田崎真也氏が発行人です。
今号は『赤ワインの現在地 マスカット・ベーリーAとツヴァイゲルトの明日』のサブ・タイトルのもと、『日本の赤ワイン』特集です。日本の赤ワイン品種のうち、ツヴァイゲルトとベリーAに注目。日本のトップ・ソムリエ3人が各社のワインを利き、表現しています。また、栽培醸造の地をじっくり取材しています。タケダのベリーA古木が、如何にして現在に至るのかもわかりました。ワイン文化の王道。
Winery通信 summer Vol.60
プレジデント社 鹿取みゆき/岩倉久恵 著定価 本体1,200円+税
『週刊朝日』に2015~2016年にかけ連載された「日本ワインのある食卓」をまとめた本。鹿取みゆきさんが、日本葡萄から造られた日本ワイン99本をラインナップ。ひとりの醸造家から各1本取り上げ、99人の造り手を地方別に紹介。そのうち47本は、合わせて作った料理の写真とともに詳しく掲載。タケダからは『ドメイヌ・タケダ ベリーA古木』が選ばれている。
岩倉久恵さんの料理がどれも素敵で、目から鱗のアイデアに富んでいる。料理も紙面もシンプルで、しっかり頭に入ってきます。
イカロス出版 石井もと子 監修・著 定価 本体2,400円+税
2005年10月の第一号の出版以来、日本にあるワイナリーを紹介し続けているガイドブック。最新トピック、ワイナリー周辺案内など豊富な情報と写真の、ボリュームあるムック本。タイトルの"ワイナリーに行こう"通り、家飲み案内というよりは、現地に出向きすっかり味わおう的アクティブ派にぴったり。タケダのページは、何故かスタッフ全員の氏名もあり(他醸造所はごく一部)なごやかな雰囲気が伝わる。業界を牽引する大手ワイナリーの情報も充実。
世界文化社 玉村豊男 監修 定価 本体2,700円+税
玉村豊男さんによる巻頭文をお借りすると「数日をかけてゆっくりワイナリーを巡るという、洗練された大人の楽しみ」のための本。北海道・山形・新潟・長野・山梨を日本の5大ワイナリーエリアとし、見学可能な醸造所を選び出している。日本ワインの歴史や、ブドウ品種に触れながら、これからワインを楽しもうと思う方にもわかりやすい構成。タケダも載っています。全体に"大人の余裕"を感じる、落ち着いたガイドブックです。
Winery通信 2016 autumn Vol.57
サライ 10月号 小学館発行 定価850円(税込)
ライフスタイルの提案と、日本人が受け継いできた美意識に迫る大人のための生活実用誌。
錦秋特大号は、注目が高まっている「日本ワイン」特集です。
《注目の生産者を訪ねる》にタケダワイナリーが、《今、飲むべき日本ワイン30本》にサン・スフル白が、ピックアップされています。ぜひご覧ください。ワインキーパーの付録付きです。
Winery通信 2015 autumn Vol.53
「麻井宇介セレクション」
醸造産業新聞社 定価4,700円(税込)
「我々醸造家にとってバイブルのような本。」と岸平典子社長が言い切る、ワインに関する書物の復刻版。著者はワインの造り手、技術者、指導者、研究者、著述家として多大な影響力を持った麻井宇介こと浅井昭吾氏。2002年に亡くなられた氏の著書が絶版になっていることを嘆き、再出版を望む若手醸造家たち(岸平典子氏もその一人)の声が形になり、4冊+追想集のボックスとして復刻されました。1『比較ワイン文化考』、2『ワインづくりの四季』、3『酒・戦後・青春』、4『ワインづくりの思想』の四冊に加え、『追想-麻井宇介氏 各界33氏の証言』。追想記には、岸平典子社長も寄稿しています。
高地にある葡萄畑から、世界を見つめているような、見上げる空の広さを感じるような、魅力溢れる麻井さんの文章です。
Winery通信 2014 winter Vol.50
「婦人画報」11月号
ハースト婦人画報社 定価1,300円(税込)
言わずと知れた高級婦人誌。『この秋、日本の高原リゾートへ』と題し、ワイン醸造所とリゾートホテルを組にして、あるいは、ワイナリーが営むオーベルジュを訪ねる秋のリゾートを提案。山梨、富山、新潟、長野、大分、山形の中からピックアップ。企画といい写真の美しさといい、日本じゃないみたいです。山形は上山市葉山温泉の名月荘に宿泊して、タケダワイナリーを訪れるプラン。コンサバティブな婦人誌が日本ワイナリーの特集を組む日が来るとは、隔世の感があります。
番外編
「d design travel 14 山形」
D&DEPARTMENT PROJECT 定価1,400円(+税)
始めにおことわりしますが、タケダワイナリーは少しだけ登場。ですが、岸平社長と筆者がとても興味深く思ったので紹介します。47都道府県を1冊ずつ制作しているトラベルガイド。『それぞれの土地に"長く続く ものやこと"を、デザインの視点と独自の基準で選定』し、編集者が実際に足を使って旅する。普遍的デザインを探す旅は、人を探す旅になっているように見えました。読むと、日常的に前を通っていて気付かなかった店が載っていました。もっと目を養いたいです。他県のガイドも気になりますが、まずは"山形"かな。広告もね、美しく楽しいです。
Winery 通信 2014 summer Vol.48
dancyu特別編集 プレジデントムック 「新しいワインの教科書」
《日本には223のワイナリーがあります》が巻頭を飾る。各章は自然派ワイン、発泡ワイン、ほぼ1000円ワインの大試飲、家つまみレシピと実践的な記事ばかり。正しい知識を得ながら"ムズカシイ話ぬき"的なのがうれしいですね。国内外の葡萄品種の特徴などわかり易い解説もあります。"ほぼ1000円"では輸入ワインの中に、日本から唯一蔵王スターがピックアップ。《世界に通用する日本のワイン99本BOOK》の中綴じ付き。
「ヴィノテーク」 2014.4 No.413
日本を代表するソムリエ田崎真也氏が発行人、プロ向け「ワインと食とSakeと」の雑誌。今号は《日本のワイン 産地と品種は見えるか》と題し、産地ごとに取材。《山形のシャルドネの現場を語る》として、タケダを含め県内4社5名の醸造者による座談会を収録。レストラン・ソムリエ関係が読者ということで専門的な内容です。他に《田崎真也が唎く日本のワイン16本》で"シャトータケダ白2009"が登場しています。
Winery 通信 2014 spring Vol.47
「料理通信」4月号 料理通信社 本体価格933円(5%税込価格980円 8%税込価格1008円)
食のトレンドリーダー的雑誌。食に携わる職人を毎回紹介する「クリエイション魂」というページがありますが、今までワイン醸造家は取り上げられていなかったそうです。その記念すべき第1号がタケダワイナリーの社長・岸平典子となりました。編集長が自ら取材し原稿を書くページということで、典子氏はめずらしく緊張したそうです。山形の風土と共に生きる岸平氏の人となりや、その醸すワインが見えてくるような紙面です。ぜひ手に取ってご覧になってくださいね。
Winery 通信 2013 winter Vol.46
税込価格:680
仙台市を拠点に東北地方で販売されているタウン誌。創刊11周年記念号特集『東北ワインの実力』。①タケダを含む東北の12ワイナリーを徹底取材。②ソムリエ達による試飲座談会。③東北ワインを提供する仙台の飲食店紹介。地元東北にしっかり根をはる情報と、美しい写真がいっぱいです。
本体価格:2,100
著者は弁護士で、日本輸入ワイン協会会長を務める。2003年初版が刊行され、10年ぶりの改定版です。
宝島社 本体価格:1,143
漫画「神の雫」のアドバイザーが選んだワインリストです。"日本"の1本目はタケダ『アッサンブラージュ〈白〉』。
Winery 通信 2013 summer Vol.44
「ワインブドウ品種基本ブック」
ワイナート編集部・編 美術出版社2,500円(税込)
執筆者筆頭は、日本ワインにも大変お詳しいワインジャーナリスト・鹿取みゆき氏。「ピノ・ノワール」「カベルネ・ソーヴィニョン」「シャルドネ」を中心に、ワイン用葡萄品種の本。品種に見る親子関係や、栽培適地など『葡萄を取り巻く最新情報』で始まるこの本には、図鑑を読むようなワクワク感があります。ブドウの畑での姿とその特徴、代表的ワインを美しいカラー写真で紹介。
私が一番新鮮だと思ったのは、その切口。輸入vs国産と分けずに、産地の一つとして仏蘭西も独逸も日本も並べて考察されています。
産地日本「カベルネ・ソーヴィニヨン」の代表的ワイナリーとしてタケダも紹介されています。「シャルドネ」の『生産者アンケート』に醸造責任者・岸平典子があります。
ぜひご覧あれ。
Winery 通信 2013 summer Vol.44
PHP研究所 定価1500円(税別)
さまざまな分野で働く女性を紹介する、BS-TBS「女子才彩」という番組。
2011年1月放送で、タケダワイナリーの典子社長が取り上げられました。今まで、100人の働く女性が登場したそうですが、その中で印象的だった12人にキャスターの石山智恵さん自ら再度取材をし、書籍化の運びとなりました。
典子社長も≪ワイン栽培・醸造家≫として登場しています。JAXAのロケット発射指揮官や,海女さん、空き家再生プロジェクトなど、様々な分野で活躍している女性が紹介されています。そのような女性の生き方から、明日を考えるきっかけやヒントを見つけ出していただけたら、とは著者・石山智恵さんの言葉です。
皆さん、ぜひご覧になってみてくださいね。
2012.冬
「dancyu ダンチュウ」11月号
「料理通信」11月号
料理通信社 定価980円(税込)
第2特集「日本ワイン&国産チーズ」。"レベルアップ著しい日本ワインと国産チーズ"を、その道のプロが、飲食店のプロにレクチャーする形の記事です。『自然派ワイン好き』『フランスワイン好き』『日本酒好き』の3つの視点から、各10本の日本ワインをセレクト。タケダからは、順に「サン・スフル赤2010」「ベリーA古木2009」「蔵王スターロゼ(一升瓶)」が入っています。主婦の私が注目したのは、他の9本との価格差。価格が断然リーズナブルなのです、タケダワイン。"毎日のワインこそ美味しく造りたい"社長岸平典子の有言実行。チーズとのマリアージュ頁にも登場。ぜひ、ご覧になってみて下さい。
Winery通信 Vol.42
2012.秋
「ミセス」8月号 文化出版局 定価1,048円(税込)このコーナーでもご紹介しているワインジャーナリスト・鹿取みゆきさん監修『今、日本のワインが魅力です!』のページにご注目。日本のワインは日本の家庭料理に合う理由は"1寒暖差が小さいから繊細な味わい。
2栽培地の風土を想像して楽しめる。3品種が多いから多種多様な食に合う"として、バリエーション豊かにリストアップ。合うお勧め料理と供に紹介しています。タケダからは「サン・スフル白」「蔵王スターワイン1.8L白・辛口」が入っています。高級婦人誌に一升瓶ワインが載るとは、しかもカラー写真で...。
「日本のワイナリーに行こう2013」
石井もと子・監修・著
イカロス出版
定価1,995円(税込)
今年も出ました、日本のワイナリーガイドブックです。今回は特集が「甲州新時代」ということで、山梨県を筆頭に全国のワイナリーをエリア別に紹介しています。レストランや蕎麦屋の周辺情報も豊富ですので、観光のお供にも良いと思います。
Winery通信 Vol.41
2012.夏
「日本ワインと和つまみ」 岩倉久恵・著
副題に「すぐに使える93品」とある通り、頑張れば作れそうな一皿から、頑張らな くても作れそうなものまで、目からウロコの和風つまみの本です。著者は東京にある『ボングー ノウ』『キッチン・セロ』の女将さん。コンセプトは「日本のワインをいつもの食卓に」。日本のワイナリーで生産されたワインをタイプ別に12に分け、料理にあうワインのタイプを記してあります。ワイン用語の説明や、日本ワイン取扱店のリストもあります。日常的に家庭で使っている食材が、少しの手間や、思いもよらぬ組合せで、実に旨そうな一皿に変わるのですね。巻末には「おすすめ日本ワイン100本リスト」付き。
Winery通信 Vol.40
2011.秋
「Kappo 仙台-闊歩-」 11月号(10月5日発売) 株式会社プレスアート 定価680円仙台市を拠点に東北地方で販売されているタウン誌。隔月発行、偶数月5日発売です。
7月号からタケダワイナリー・ワイン造りルポ『ヴィニョロンの棲む丘』の連載がはじまりました。ヴィニュロンとは、仏語で葡萄栽培からワイン造りまでを自らの手で行う人を表す。国内女性ワイン醸造家の草分け、当社社長・岸平典子をじっくり取材しています。今号はワイナリー基本中の"基"畑について、現在に至るまでと進行中の今を伝えます。東北の職人・岸平典子のはなしです。
▼今年の秋は、雑誌の「日本のワイン特集」が沢山あります。もちろんタケダワイナリーも登場します。皆様どうぞご覧になってください。
「ダンチュウ」
11月号(10月6日発売) プレジデント社 定価860円
「世界に通用する日本のワイン」として、11月12月1月と、3号連続掲載です。11月号の特集は、『デラウェア、甲州、マスカットベリーA、メルロこの4品種を知れば、ニッポンの実力がわかる!』です。
「食楽」
11月号(10月6日発売) 徳間書店 定価860円
「日本ワイン入門」として日本の魅力をあますところなく紹介する大特集です。北海道、東北、九州など日本ワイン産地を6大エリアに分け、日本ワインに迫ります。
「料理通信」
11月号(10月6日発売) 料理通信社 定価980円
ワインも含め、食のトレンドリーダー的な雑誌です。今回は、日本ワインにおけるヴィンテージの特集です。今まであまり語られることのなかった事です。どんな記事になるのでしょう。楽しみですね。
Winery通信 Vol.37
2011.夏
「日本ワインガイド 純国産ワイナリーと造り手たち」本の帯から抜粋します。『日本各地の造り手たちの思いに迫る』『国産原料100%のワイナリーを厳選』『発売時期がわかるリリースカレンダー付き』現在、国産ワインと表示されているワインには、原料に輸入果汁等を使用しているものも含まれる。我々消費者のイメージする「国産ワイン」とのギャップは大きい。日本の葡萄でなくとも「国産」となっている事を知らない人もいるだろう。そんな中『日本の大地の力を信じて、日本のブドウだけを使った、ほんとうの日本ワインを造り続けるワイナリー』を7年掛けて取材し、造り手と飲み手の掛け橋になろうと刊行されたのが、本書である。造り手の人と思いを紹介。ワイナリーの成り立ち、特徴。なにより驚くのはその詳細なデータ。自社畑の面積、栽培品種と割合、契約栽培農家の戸数と面積、買付け量、契約栽培以外のブドウの買付け状況に至るまで、グラフを使い解り易く記されています。しかも、掲載した全てのワイナリーについて用語の説明も細やかで、私のような素人でもよくわかります。もちろんお薦めワインリストもありますよ。著者の日本ワインに対する並々ならぬ愛が伝わります。「日本ワイン辞典」のようだ。
「Kappo 仙台-闊歩-」2011年7月号
株式会社プレスアート
定価680円
東北地方で販売されているタウン誌。
隔月発行、偶数月5日発売です。
主に仙台市及び近隣都市の情報を豊富なカラー写真と一緒に紹介。4月5日発売の5月号からタケダワイナリーの特集が連載される予定でした。3月11日の震災後、震災と復興に向けた特集号を刊行。次号7月号から始まります。地元東北の目からみたタケダワイナリー記事にご注目ください。
Winery通信 Vol.36
2010.冬
「日経おとなのOFF」2011年1月号(12月6日発売) 日経BP社 定価680円巻頭特集は「日本ワイン礼賛 今飲むべき50本」。 日本ワインを「品種」「テロワール」「生産者」「料理」「プロの目」の5面に分け、其々から選出した計50本の国産ワインが並ぶ。 タケダワイナリーは「生産者」のなかに登場。 インタビューを受ける醸造家が「私の自信の1本、気になる1本」を紹介する企画も興味深いところです。
「Real Wine Guide リアルワインガイド」 32号2010冬
寿スタジオ 定価1,800円
漫画家・イラストレーターの江口寿史氏の主宰する寿スタジオから出ているどとらかといえばプロ向けの専門誌。 今回は、日本ワインの特集もあり、北海道を除いた関東以北のワイナリー10社を訪ねる企画。 その中にタケダワイナリーも入ってます。 江口氏のイラストが表紙のワイン誌。 本屋さんの売場で探しやすいかもしれません。
Winery通信 Vol.35
2010.秋
「日本のワイナリーに行こう2011」 イカロス出版 定価1,800円 全国148ヶ所のワイナリーを豊富なカラー写真に地図、ワインリスト等のデータを付けて掲載するムック本。 各ワイナリーのストーリー(成り立ちや個性)を読みつつ、飲むワインはまた格別でしょうね。
タケダワイナリーも見開き2頁で紹介されています。 日本のワイナリーは家族経営規模の小さい所が多く、みなさん頑張っておられるのだなぁ。 それゆえ、他の地方のワインは「どうやったら買えるのだろう。」と残念に思う事も少なくないですよね。 この本では、"購入方法"も載っているのです。 この本を手に旅に出るもよし、思いを巡らせるもよし。
「Winartワイナート」2010年9月号 美術出版社 定価1,800円
飲食店関係者などの玄人御用達ワイン専門誌。 今号は「特集ワイン産地日本~日本に適した品種を求めて~」。 今注目を浴びる日本ワインの造り手と土地を見つめ、日本ワインの可能性を探ってみようという大々的な特集です。 「さらなる極みを目指す日本ワインの先駆者たち」「土地への多様な試みを繰り返す造り手たち」「産地を見据える造り手たち」と、テーマ別に醸造家をグループに分けてある中で、当社・岸平典子は「造り手たちが語る、未来ある産地=日本」に入っていました。 一般的には、ワイン産地としてまだ知名度の低い山形ですが、このカテゴリー入りは土地も褒められている様で、地元民としては何だか嬉しい。 土地の食に、土地の日本酒が合うように、ワインもその土地の深いところで繋がっているのだろうな。 それを"おいしいワイン"というのだろう。 タケダワイナリーが目指し、進み続けている道は、これなんですよね。岸平さん?
Winery通信 Vol.34
2010.夏
winartワイナート58号 8月5日発売号 美術出版 定価1,800円ワイン専門誌ワイナートがこの度、満を持して「日本のワイン特集」をします。タケダワイナリーも沢山取り上げられる予定です。皆さんどうぞご覧下さい。
Winery通信 Vol.33
2009.冬
「pen」 №253 2009年10月1日号 阪急コミュニケーションズ・刊 定価600円ワイン特集です。「自分だけの一本を探して ワイン選び最強の法則。」12のキーワードから、自分に合うワインを見つけてみようという試み。"〔国産〕で選ぶ"の項では、全国から4つのワイナリーが紹介されている。北海道・長野県・宮崎県から各1社、そして山形県からはタケダワイナリーである。
長年タケダと親交の深い"お酒のプロ"友田晶子さんにしか書けないだろうなあ、というすばらしい記事です。ワインに関わるプロフェッショナルが、皆さん言われるのは「ワインはストーリーも一緒に飲む」。その1本が生み出されるまでの様々なこと―歴史だったり、天候だったり、ヒトだったり―に、思いを馳せつつ飲む1杯は、また格別というのです。文化だなあ、お酒。
その他、「性格診断で探す」など笑えるものもあり、楽しめます。読者にデザイナーが多い雑誌だけに、写真も大変良いです。
Winery通信 Vol.31
2009.秋
「日経おとなのOFF」2009年7月号 日経BP社 定価680円 特集「お取り寄せで 手みやげ&おもてなし」中の『2,000円ワイン 名ソムリエが自宅で飲んでいる銘柄』。渋谷康弘さんが選んだ3本の中に、タケダワイナリー「サン・スフル赤」がありました。この価格は、"きちっと葡萄を栽培、醸造でき、手土産にしても先方の負担にならない"金額(本文より抜粋)であるとおっしゃっています。なお且つ、"本当に美味しければ、印象に残る"とも。
「語れる2,000円台ワイン」-おいしさと話題を届ける。-ソムリエとは、かくもひとを思いやるプロであるのですね。私もお国自慢も兼ねて、早速まねてみよう。いやあ、勉強になりました。
Winery通信 Vol.30
2009.夏
世界に誇る 品格の名酒 The Sake Selection Brands of Distinction 著・友田晶子/ギャップ・ジャパン 税込み価格¥3,990タケダワイナリー感謝祭にも毎年お越し頂いている、ソムリエ・ワインコーディネーター友田さんの近著です。
"世界に誇りうる 日本酒100銘柄を紹介"と帯にある通り、全国の蔵元から100本をピックアップ。蔵元プロフィール、きき酒のデータ、料理とのマリアージュ等が記されています。ワインに関するこの様な本は沢山あるのに、『日本の酒』ではあまり見かけない。考えてみれば、不思議な話しです。
季節ごとのお勧めや、タイプ別リストもあり、日本酒入門書として、また、小売酒販店での活用グッズとしても大変良いと思います。山形からは11銘柄。いわゆる"美酒"系が中心のリストかと思います。写真も美しく、この本を手に旅に出たくなりますよ。
世界の中で注目を集めているお酒のガイド本ということで、和英併記となっております。
Winery通信 Vol.29
2008.夏
日本のワリナリーに行こう 2009 石井もと子監修/イカロス出版 税込価格¥1,500このMOOOK本を紹介するのも3度目。2009年はA4版と大きくなり、ワイナリー近辺のレストラン情報等も掲載。
充実した内容となっています。実際、タケダにも、この本を片手にお客様がお出でになるそうです。
九州のワイナリー紹介ページには、大人気・東国原宮崎県知事へインタビューも載っています。
世界一の映画館と日本一のフランス料理店を山形県酒田につくった男はなぜ忘れ去られたのか
著・岡田芳郎/講談社 税込価格¥1,785
映画評論家・淀川長治をして「世界一」と言わしめた映画館「グリーン・ハウス」。
開高健を唸らせたフランス料理店「ル・ポットフー」。郷里である山形県酒田市に、この二つを起こし、文化として映画と食の啓蒙に情熱を傾けた男・佐藤久一の話。
本の帯に、"夢追い人の物語"とある通り、自らが夢を追うことで、人々に夢を提供し続けた人生を、丁寧に調べ掘り起こしてあります。「地場の食材でこそ、美味しいものがつくれる。」四十年も前にここに気づき、実践していた―驚きです。まっすぐな情熱は、様々な人たちと出会いを呼び込みます。
その中にタケダ前社長・武田重信氏が登場。親しく交流を持つようになり、レストランのオリジナルワイン造りを依頼。やがて、店で出すワインは、全てタケダワイナリーのものとなりました。しかし、その生涯は、あまりにも波乱に満ち...。おもしろく読ませて頂きました。映画に興味をお持ちの方にも、お勧めです。
ヴィノテーク 第29巻 第4号
株式会社ヴィノテーク 税込価格¥1,050
ソムリエ・田崎真也さん発行人、プロフェッショナル向けの業界誌です。特集は『未来をつかんだ日本の栽培・醸造家たち』。山形・山梨・長野・栃木の造り手をピックアップ。其々の、現在に至るまでの道のりと、ワイン造りに対する強い"思い"を紹介しています。山形からは、タケダワイナリーも含めて3件が登場。
醸造家の個性が、ワインの個性になっているということなのか。人なりを深く追求した記事となっています。
プレミアム戦略
遠藤功・著/東洋経済 税込価格¥1,890
本屋の経済関係の棚や、店頭に並べられた話題の本コーナーでよく見ます。『困難な時代を生き抜くバイブル』と、POPが付けられていました。トヨタ等と並んで、タケダワイナリーも取上げられています。
Winery通信 Vol.25
2008.春
NHKテキストの「食彩浪漫」。テレビ番組のテキスト本ですが、読み物としても大変に楽しく、充実した月刊誌であります。
「呑みどきの酒」,最終回を飾るのが、日本のワイン『サン・スフル』と岸平典子社長。ドメイヌ・タケダ『キュベ・ヨシコ』『ピュア・シャルドネ』と共に紹介されています。
筆者・山同さんが食事の際に、東京の自然派ワインを多く揃えている店で、「頑張らなくてもいい素直な味」と、勧められたそうです。
その『サン・スフル』を中心に、タケダワイナリーの特徴や岸平典子氏の話を紹介。「翌日には豊かな-」と2日後、3日後の味わいにふれるあたり、気張らずお酒を楽しんでいる方なのだろう、と感じました。
尚、今月号特集は"おでん"本当に楽しい一冊です。
Winery通信 Vol.24
2007.冬
dancyu 2007 12月号 プレジデント社 11月1日発売ソムリエ達が、国内外の1千~2千円のワインをブラインド・ティスティングしました。タケダから「ピュア・シャルドネ」「アッサンブラージュ 赤」「蔵王スターワイン 赤・一升瓶」が入っています。日常的に口にする事が出来るワインの案内だそうです。嬉しい企画ですね。クリスマス。年末年始と人の集まる事の多いこの時期、みんなでワイワイ飲み比べるのも楽しいと思います。
ニッポン 人・脈・記 朝日新聞 夕刊11月26日(月) 朝刊11月27日(火)掲載予定
首都圏では夕刊、地方では翌日の朝刊に連載中の記事。一つのテーマに沿って、「人」をめぐる物語を描いています。今回のテーマは"食卓"、地域に根差したものづくりの人々だそうです。そこで、タケダワイナリー社長 岸平典子氏が登場。取材はこの秋の仕込み期に終了しています。どんな記事になっているのでしょう。読んでみてね。
Winery通信 Vol.23
2007.秋
ニンテンドーDS用ソフト
「ソムリエDS」 ¥2,980 エレクトロニック・アーツ株式会社
今や"子供のモノ"ではなくなった携行ゲーム機。念のため簡単に説明しますと-。
"ハード"と呼ぶゲーム機本体を1台買うと、中身の"ソフト"を取り替える事によって、色んな種類のゲームを楽しめるオモチャです。
近頃では、小学生の頃に受けたようなテスト解いて、「あなたの脳年齢は・・・」なんて出るのもあるようですね。
そんな大人向けソフトに、ワイン選びのお手伝いをしてくるものが登場。ソムリエが選んだ1,000本をデータベース化。
ワインの名前、産地、価格などで検索することが出来ます。その他、"イメージで探す"なんてのもあり、「あのワインは、何て表現されてるだろう?」と逆に調べるのも楽しいかもしれません。日本のワイン34本の中にタケダのシャトー・タケダ赤/白」、「ドメイヌ・タケダ キュベ・ヨシコ」が入っています。ちなみに「シャトー・タケダ」のイメージは山形。「キュベ・ヨシコ」のイメージはヨシコ(笑)でした。
「DSお料理ナビ」メニューの中から、ワインに合う料理を選んでくれたり、飲んだワインの記録をつける事も出来ます。
Winery通信 Vol.22
2006.冬
『dancyu 2006』12月号 プレジデント社 \860 「今のワインがわかる!」ワイン特集です。『「ベリーA」に情熱をかける日本ワイナリーを訪ねて』。タケダ・ワイナリーには、ベリーAのワインが7種類あります。この度、"古木"の発売が注目されているとあって、典子氏がトップで紹介されています。読み易い文章に加え、最も注目は、1940年代に撮影された古いタケダ葡萄畑の写真。幼い先代社長がトラックの上に座っている。 おおお!その他、シャトー・タケダ赤が「従来の日本ワインのイメージを払拭する逸品」とお褒め頂きました。
Winery通信 Vol.19
2006.秋
『料理通信』8月号 料理通信社 \980 「ヴィニュロンを巡る旅」として日本のワイン醸造家を特集。"ヴィニュロンとは、自らの手で育てたブドウでワインを造り、そのワインを売る人です。"(本文より)だそうです。勿論、岸平典子氏も紹介されています。ワインの記事というより、人物のクローズアップですかね。ワインを造るというのは即ちその人の生き方・人生哲学の表れなのか。日本のワイン造りの歴史を今現在織っている人々の、歓びや苦悩が垣間見えます。その他、「グルメのお値段 高い理由、安い理由」等の記事も面白く読み応えのある1冊です。
『料理通信』9月号 料理通信社 \980
連載中の「飲み遅れるな!これが日本ワイン現在形」に「シャトー・タケダ赤 2004」が取り上げられています。9月1日発売開始の新しいヴィンテージです。"化粧をおとし、素肌を磨いたハレ中のハレワイン"上山の土地の地力に加え、華やかさと品格を感じさせるワイン、とお褒め頂いています。読んでいるうちに、これは絶対飲まなくては!と叫びますよ。もし皆がそう思ったらタイヘンだ。ヘソクリしなきゃ。
『専門料理』8月号 柴田書店 \1,470
特集「日本ワインの基本と現在」。タイトルはそのままに、第一部で葡萄品種別に今注目のワインの紹介。第二部では日本のワイナリーの置かれている状況や問題点をわかり易くストレートに述べています。"熱き想いを秘めた女性ヴィニュロン"典子氏と、"典子カラー"ワインとして「ピュア・シャルドネ」「シャトー・タケダ赤」が載っています。
『日本のワイナリーに行こう!』2007 イカロス出版 \1,200
日本中のワイナリーを網羅し、地図・ワインリスト等のデータを掲載した単行本。好評につき第二弾の登場です。しかも今回は"近年注目のワイン産地山形"を大きく取上げています。題して「山形はおいしい」。この本の監修をされた石井もと子さん司会による、山形の醸造家4人とソムリエの座談会を5ページに亘って紹介。日本のワインは山梨だけじゃないぞ。山形も頑張ってるぞ。というのを理解して頂けると思います。これってスゴイ事ですね。「海外」に対し「日本」のワインを語るのが、今までのワイン関連本だったのです。国内の産地の話が活字になり出版されるとは!日本酒や焼酎並みにワインも飲まれている、とまではいかないでしょうが日常的な飲物として浸透しているってことですよね。
Winery通信 Vol.18
2006.夏
Hanako 2006.5.25発売号 「THE WINE」ということでワインの大特集です。 お手頃価格のワインを中心に広く国内外からセレクト。 タケダの「キュベ・ヨシコRD」「キュベ・ヨシコ」「ピュア・シャルドネ」も入ってます。 タケダワイナリーにも取材においでになりまして「Hanako」らしい典子社長の写真入記事もあります。 頑張っている日本のワイナリーに、今後もご注目。「Hanako」2006.5.25発売号より
Winery通信 Vol.17
2005.秋
ちょっと気が早いですが、経過報告を兼ねたお知らせです。 TBS JNN28社共同制作番組 「ワイン大国を夢見た男たち」2006年3月21日(火・祝日)21:00~23:20「ワイン大国を夢見た男たち」は幕末の1864年、エジプトのカイロで撮られた一枚の写真から解きおこされます。番組の案内人は、ハリウッドスターで映画「ラストサムライ」を演じた小山田真さん(24歳)です。
このドキュメンタリーのもうひとつの主軸がタケダワイナリーの1年を通してのワイン造りです。「世界を目指す」女性ワインメーカー(典子氏)として、今年の1月から1年間密着取材をうけています。
明治のブドウとワイン造り。各国を回り、ワインをめぐるロマンや今をお伝えします。エジプトでは早大の吉村教授による古代ワインの復元も予定しています。
タケダの1年を通しての風景が見られるめったにない機会と思います。
Winery通信 Vol.14
2005.春
ワインと食の情報誌ヴィンテーク 4月号 若手醸造家特集・日本のシャルドネ特集に、タケダ・ワイナリー&典子氏登場。プロ向けの専門誌の為、手に入りにくいかもしれませんがワイン・ショップ等で見かけましたらご覧になって下さい。 発行/株式会社ヴィノテーク
Hanako832号 4/13発売
発行=マガジンハウス
女性がワインを楽しむ様になり、おしゃれなデートの必須
アイテムから、自ら「私の1本」を選ぶ時代になっています。
キュベ・ヨシコ'92年RD
ドメイヌ・タケダ《キュベ・ヨシコ》 '92年RD
希望小売価格 \12,621(税込)
Winery通信 Vol.12
2004.冬
日本のワインを飲んでみませんか 実力派ワインを生み出す若き作り手たち。 典子氏in葡萄畑の、メルヘンチックな写真で始まるその記事は、日本のワインの現在を、5人(内御夫婦1組)の若手醸造家を通じて語っています。ワイン祭りに取材においででした。 「偶然だろうけど、ここで紹介されている人は、結構仲良しなのよ。」と典子氏、スポーツの世界でもスーパースターが唯一人では、その競技のレベルアップにはつながりにくものです。複数の選手が励まし合い、競い合う中で、より高い所へ行けるんですよね。近年の日本サッカー界の様に、ワインも盛り上がっていくでしょうか。 「ワインを飲もう」という時、当たり前に国産が選ばれる。買える。そんな時代がはやく来るといいなあ。非常に面白い、含みのある読み物でした。 「AERA」'04.10.25号 発行=朝日新聞社Winery通信 Vol.11
2004年冬
読書の秋、ワインの旅はいかがですか。 「日本ワイン列島」 発行=㈱料理王国社 監=山本 博 \2,000 このコーナーに3度目の登場、弁護士山本博氏監修による、「ワイン王国」のムック本です。副題が「日本ワイン&全国ワイナリーガイド」となっております。全国のワイナリーについて創業年やら年間生産量、栽培品種、見学コース、カード使用の可、不可に至るまでデータを掲載。編集部による紹介文と共にとっても美しい写真がてんこもりです。日本にこんなに沢山のワイナリーが在るんですね。自分達の土地のワインを造ろうという情熱に溢れ頑張ってる醸造家が非常に魅力的で、会いに行きたくなります。他に、ブラインドデイスティングや阿川佐和子&壇ふみの"ワイン修業"の企画もあり、たっぷり楽しめます。 「日本ワイナリーガイド」 発行=新樹社 編・著=山本 博 遠藤 誠 \2,310 全国134軒のワイナリーにアンケートをとり、それをまとめ編修したポケット版のガイド本です。 旅のお供にぴったりですね。私が興味深く思ったのは、各頁に付いた"ワイナリーの特色"という項です。ワイナリーのデータの下に『編者の個人評価』として18通りものマークを使い、"畑が見もの"、"研究熱心"、"営業熱心"等が記してあります。「日本ワイン列島」と併せてみると、楽しさ倍増かも。Winery通信 Vol.10
2004.春
以前(2003年3月号)、ご紹介した「日本のワイン」の山本博氏が企画し生まれた本です。山本氏が選出したワイナリーの責任者、つまり、今日本でワイン造りに必死でがんばっている人達が文章に表しました。もちろん、タケダワイナリー岸平典子氏も入っております。かなり専門的な話も多く、決してスラスラと読みやすくはありませんが、各々の醸造家の強い"思い"が伝わってきます。仕込みの忙しい時期に、こんなに熱の入った文を書くその情熱に頭が下がります。きっと日本のワインはもっともっと美味しくなっていくでしょう。それを育てるのは、パトロンである消費者でもあるわけです。 発行 ㈱料理王国社/ 編 大塚謙一 山本博/ 定価 2,000円Winery通信 Vol.08
2003年冬月号
タケダワイナリー収穫祭で試食販売をして下さっている東京のチーズ専門店「フェルミエ」社長が、季節に合わせたチーズの食べ方と、組み合わせるワインをリストアップ。チーズの歴史や製法もわかりやすく解説してあります。 お正月のチーズ餅(餅のようなチーズであって断じて切り餅+チーズではない)合わせたいのがタケダワイナリー"蔵王スターワイン"と紹介されています。"チーズ・スノッブ"ものではなく"チーズ入門書"。チーズもワインも文化なのだなぁ。その文化を訪ねてみたくなる本です。
Winery通信 Vol.7
2003年3月号
ミステリーの代名詞、早川書房から興味深い本が発行されました。
「日本のワイン」~本格的ワイン造りに挑んだ全国のワイナリー ~ 著 山本 博
著者は弁護士にして翻訳家。有名なワイン愛好家でもあるそうです。全国139軒のワイナリーを訪れ丹念に調べ、日本のワインの歴史・現状と問題点をストレートに述べています。本の構成が上手く、ニヤニヤしたり、「まったくなぁ。」などとつぶやきながらグイグイ読めます。勿論、タケダワイナリーもリストに載っていて将来「国際的に通用する高品質のワインが生まれてくるに違いない」と紹介してあります。又、日本ワインの先駆者を「四爺さんの奮闘」の章で詳しく書いていますが、「山形の重信爺さん」と社長が呼ばれいているのはちょっと笑っちゃいました。装丁も美しく楽しめる一冊です。
Winery通信 Vol.4
2002年8月号
"料理王国社"発行の料理王国(別冊)「季刊 ワイン王国No.15 夏号」にタケダワイナリーの"キュベ・ヨシコ"が取り上げられています。ソムリエ"田崎真也選ぶ日本のワイントップ20"、"世界で泡立つスパークリングワイン"の記事で、「世界的レベルの品質」と絶賛されています。何と、表紙写真にもなっている!記事はド素人の私が読んでもおもしろく勉強になる事が沢山。他のページも楽しい記事が色々あり、読み応えのある雑誌です。興味のある方は、ぜひ、お手に取ってみて下さい。
タケダワイナリーでは、工場見学を受け付けています。大セラー等を事務方のスタッフが案内してくれます。コースの最後には試飲の上"蔵出し"を買う事もできます。所要時間は30分。事前に予約をした方がスムーズです。盆明け~10月中頃までの間、工場まわりの畑はたわわに実った葡萄の香りで満たされます。もしかしたら圧搾している所に出くわすかもしれませんよ。土・日曜日も見学出来るそうですので、蔵王へのドライブのついでに寄ってみては?
Winery通信 Vol.2
菅井由美子(すがいゆみこ)
山形市在住/弊社社長、岸平の高校時代からの友人。成人から高校生の3人の子供の母親。葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでのいろいろな仕事の経験がある。それを活かしつつ、タケダワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えしています。