Winery通信 SPRING Vol.79
2021年タケダワイナリーブラン白(辛口)を購入しグラスに注いだところ、ピンクがかった色をしていて、味わいも今までとは違うように感じました。なにか変わったのでしょうか。
(山形県・F.N様)
「タケダワイナリーブラン2021年」は、使用する葡萄のブレンドがこれまでのヴィンテージとは異なっています。2021年はデラウェアとマスカット・ベリーAの2品種をブレンドして造っており、前ヴィンテージまでのデラウェア100%のものとは、味わいや色合いが少し変わりました。
それは、この商品に限らず、弊社では収穫した年の葡萄の味わいや収穫量をみて特徴を活かす造りを行っているためです。それによって収穫年により葡萄品種やブレンドが変わることになります。
今回は、2品種ともに良質な葡萄がそろったことから、ブレンドにより『2021年の山形を表す一番美味しい白ワイン』を目指しました。黒葡萄であるマスカット・ベリーAが入ったことで、華やかな香りや酸が加わり、デラウェアの豊かなボディと相まって、バランスが良く、色はほんのりさくら色のワインに仕上がっています。
2021年ブランもお気に召していただけますと幸いです。
菅井由美子(すがいゆみこ)
山形市在住/弊社社長、岸平の高校時代からの友人。成人から高校生の3人の子供の母親。葡萄収穫をはじめ、ワイナリーでのいろいろな仕事の経験がある。それを活かしつつ、タケダワイナリーの今の様子をレポートタッチでお伝えしています。